電本屋さんの広場


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[32] 岡嶋二人について Name:井上夢人 2013/02/14(木) 01:19 [ 返信 ]
個々の作品についてではなく、《岡嶋二人》についての話題は、このスレッドに[返信]の形で書き込んで下さい。作品についての話題は、それぞれのスレッドにお願いします。
『岡嶋二人コンプリートBox』についての話題も、このスレッドにどうぞ。

[44] RE:岡嶋二人について Name:本岡家 2013/02/23(土) 18:19
電子書籍が出て来てとてもありがたいわけですが、紙の本の場合、何年もずっとその本を持ち続けて何度となく読み返せるんですよね。自分の不注意でなくしたり破損したりしない限りは(でも紙の本は多少の破損ならまだまだ無事なんですよね)。

「あした天気にしておくれ」はもうボロボロになっちゃったので新しく買い直したんですけど、「クラインの壺」とか「プラスティック」とかは最初に新刊で買った本がそのまま生存中です。

さて、電子書籍の話です。
PDFとかXMDF、ドットブック、テキストなどで昔購入した物がありまして、あんまりパソコン上では読まなくて(読みづらいですしね)、その時期その時期で使用していた端末で読んでました。ケータイだったり、PDAだったり、今は自分の場合はSonyReaderです。パソコン内に保存してある同一のデータを、その時期使用しているツールに移動もしくはコピーして読むことができました。

それが次第に、機器縛りというのでしょうか、ある定められた1つの機器でしかそのデータは読むことができない……という状態になってきています。たとえば、Sonyストアで「クラインの壺」をダウンロードしてSonyReaderで読むわけですが、よくある話としてこのSonyReaderの開発が打ち止めとなり、やむなく別の電子書籍リーダーに乗り換えをした場合、その新ツールではこの「クラインの壺」は読むことができなくなります。

手持ちのSonyReaderが健在である限り、そのSonyReaderでは読めるわけですが、すると、場合によっては出かける際に新ツールとSonyReaderの二台持ちが必要となります(これは実際にはあまりやりそうにありません。たぶん、新ツールのみを持ち歩くことになるはずです)。

電子書籍「クラインの壺」は文字通り宝の持ち腐れとなり果てます。
紙の本であれば、紛失、破損等となれば、もはやあきらかに新しい物に買い換えるしかなく、また意識の上でもあまり抵抗はありません。なんとなれば、事実、もう実物は紛失あるいは破損してしまっているのですから。

でも、電子書籍の場合、データはちゃんとそのまま残っているわけです。にもかかわらず読むことができないからと、新たに新ツールで読めるデータを買い直す……これはかなり抵抗を感じるはずです。

いや、これがもし「クラインの壺」なら「クラインの壺」という一冊にだけ発生するものであれば、抵抗感くらいで済むものでしょう。どうしても「クラインの壺」を読み続けたければ、きっと買い換えるはずです。それは紙の本を紛失、破損したときと同じです。もうわざわざ所有していなくてもいいや、と思えば買い直さない、そうでなければ買い直す、同じことです。

問題は、実際には一冊二冊のことではなく、それまで買い込んできた数十、数百の本、そのデータがいちどきにそうなるということです。

書棚に並べた数十、数百の本が、ある時期突然、もう読めなくなってしまうよと宣告される。こんな背筋の凍りつく話があるでしょうか。

果たして、誰がそれで買い直そうという根性を見せることができるでしょうか。

これが私の懸念です。

抵抗感とか二重買いっぽくていやだとか、そういうレベルのことではなく、せっせと買いため、集めた本、そのすべてがある日読めなくなる、その恐ろしさが、機器縛りをかけられた電子書籍を購入しようという気になれない最大の理由なのです。

というわけで、SonyReaderで読んでる本も、楽天ダウロードとかビットウェイブックスで購入した機器縛りのない(パソコンでも読めるしSonyReaderでも読めるし)電子書籍がほとんどです。ある日突然読めなくなる恐れのあるものには、ちょっと手を出すのが不安でたまらないのです。

別に今回のコンプリートボックスについてに限定されるわけではないのですが、そしてまた、コンプリートボックスがここまで書いてきたような性質のデータなのか実は検証していないのですがm(_ _)m、常々つれづれ感じていたことを書いてみました。もし不適切だったり問題があるようでしたら、ばっさり御削除くださいませm(_ _)m

[48] RE:岡嶋二人について Name:井上夢人 2013/02/24(日) 09:46
 電本に対する本岡家さんの懸念や不安は、僕にも同様にありました。
 今回自作のすべてを電本化するにあたって、もっとも重要なポイントとして検討を重ねたのもそこです。

 現時点での僕たちの選択は、電本化を《BinB》に載せて行なう、ということでした。

 ボイジャーの案内ページ内(http://p.tl/B7B4)でも紹介されているように、基本的にBinBでは電本を読むのにデバイスを選びません。WindowsでもMacでもiPhoneやiPadでもAndroidでもネットに接続できてブラウザを使えるものであれば、特別な閲覧アプリを必要としません。Safari、Google Chrome、FireFox、Internet Explorerと、ほとんどのブラウザに対応しています。(現在、Internet Explorerについては若干の留保つきですが)

 ブラウザで、どのように読書ができるのかは、お持ちのスマートフォンやタブレットやPCなどで《電本屋さん》に置かれた各作品を立読みしていただくとおわかりいただけると思います。クラウドベースでの閲覧になりますから出先ではスマホ、家ではタブレットといった形で中断した読書の続きからお読みになることもできます。
 クラウドベースだということは、同時に機器の故障やクラッシュなどによるデータの紛失もないということになります。

 もちろん、すでにSonyReaderやKindleやkoboなどのリーダーで電本を購入閲覧されている方でもお読みいただけるように各電子書籍店でも購入できる態勢を整えました。(コンプリートボックスを置いていただいている書店さんは限られていますが、個別作品についてはあちこちで扱って貰っています)

 まだしばらくは手探り状態が続くと思いますが、読者本位の電本展開をしていきたいと考えています。よろしくお願いします。

[49] RE:岡嶋二人について Name:本岡家 2013/02/24(日) 18:55
お返事ありがとうございます。

《BinB》について、読んでいるところです。SonyReaderでは圏外モードは使えないらしいというのがありましたが、それ以前にやはり、この前楽天で発生したようにボイジャーもしくはその書籍の出版社なりが電子書籍販売サービスそのもの(楽天ではRabooっていうものでしたが)を突然終了してしまった場合、データが読めなくなるのではないかという不安があり、それがよくわからない状態です。もう少し読んでみます。

(Rabooの場合、スタート後1年ちょっとでいきなり終了宣言がされて、コンテンツの再ダウンロードもできなくなりました。やはり機器縛りの不安があったのでほとんどこれでは購入していなかったのでよかったのですが……。)

読者としても手探り状態であります(笑)。

それにしても、「現時点での僕たちの選択は」の「僕たち」というのは、すなわち、「井上さんと徳山さん」なんですよね? なんだか、岡嶋二人ふたたび、という感じがすごくしてきます……。

[50] RE:岡嶋二人について Name:井上夢人 2013/02/25(月) 00:16
> それにしても、「現時点での僕たちの選択は」の「僕たち」というのは、すなわち、「井上さんと徳山さん」なんですよね? なんだか、岡嶋二人ふたたび、という感じがすごくしてきます……。

 いや、残念ながら、「僕たち」は今回の電本化に関わったスタッフたちを指してます。元相棒は、岡嶋に関してのすべてを僕に任せっきりにしてますから(^^;)。

[51] RE:岡嶋二人について Name:ゆめみ 2013/02/25(月) 18:12
こんにちは、初めて書き込みさせて頂きます。
岡嶋二人さんとの出会いは、中学2年の時の『チョコレートゲーム』だったでしょうか。タイトルで選んで、「まさかこんなお話とは!」(もちろんいい意味で、です)と驚き、『焦茶色のパステル』をタイトルに惹かれて読んでは、「まさか○○の話だったなんて!」といい意味で裏切られ……そんな読者でした。

さて、紙の本以外は考えられない!と思っていた私ですが、今回SONYのReaderを購入しました。もちろん岡嶋さんの作品を揃えるためです。というのも、(残念なのですが)文庫では(私にとっては)入手困難な作品がいくつかありまして、あちこちの書店を放浪しては眼を皿にしていたのですが、とうとう諦めるしかないのかな、と考えていたところへ、講談社BOOK倶楽部のメールマガジンで、今回の全作品電子書籍化を知りました。

嬉しかったですよー。
ただ私のPCのInternet Explorerがバージョンがそぐわないようで、BinBでもPCで見ることが出来なかったんです。悔しくて悔しくて……とはいえ急にスマホを買うわけにもいかず、同居人のPCへのこだわりでIEをアップデートすることも出来ず……。諦め再びか?と思ったのですが、諦めきれずかつ適度に妥協して(^^;)Readerを誕生日2日前大人買いしました。

やっとセッティングして何作品かReaderで読めるように出来たのですが、正直紙の本のほうが読みやすいかな、とは感じます。画面に焼きつき?がうっすら残ってしまう感じがするのもちょっと残念ですが、「今後に残す」あるいは「岡嶋二人をリアルタイムで知らなかった世代が出会うきっかけを増やす」という意味では、井上さんの英断に敬意を表します。岡嶋二人さんに限らず、もしかしたら紙の本だと出会えなかった作品に出会えて、日常の何かがちょっと違って見える、という読者が増えればいいなと思いますし。

難点は……紙の本に比べると、まだちょっとハードルが高いかなあ(苦笑)。
もし岡嶋さんコンプリートボックス・単行本版が出たら、そちらをメインに読んでしまうかもしれません。(^^)


[52] RE:岡嶋二人について Name:井上夢人 2013/02/26(火) 08:58
ゆめみさん、こんにちは。
 いろいろお読みいただいて、ありがとうございます。

 そうなのです。BinBは現在、Internet Explorerにうまい対応ができていないのです。ボイジャーのほうにリクエストはしておりますし、彼らもそれがとてもマズいことだという認識は強く持っていますので、近いうちには自由に閲覧できるようになってくれると思います。僕も、ひたすらそれを待っています。

 僕のような年寄りは、とくにそうなのですが、やはり紙の本への愛着が消えません。電子ペーパーでの表示は、液晶ディスプレイによる表示に比べて、かなり目に優しく読みやすくなっているとはいえ、まだまだ進化していかなければならないことが多すぎると思います。
 ただ、今回の『岡嶋二人コンプリートボックス』を実現させられたのは、電本だからこそなんですよね。紙の本では動きの少ない(売れ行きの悪い)作品を出し続けるのはまず不可能なことですから。品切れがない《電本》は、これから先もっともっと重要な読書の形になっていくだろうと思います。
 だからこそ、黎明期の今、僕たちは電本のあるべき姿についてちゃんと向き合わなきゃいけないと思ってるんです。

 応援して下さい。よろしくお願いします。


  



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